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ハードボイルド・エッグ (荻原浩)

チャンドラーが描く探偵に憧れる、冴えない探偵の冒険物語。サスペンスやミステリーの要素もありますが、基本的にはユーモラスでほのぼのとしたエンターテイメントだと思います。ユーモアたっぷりの語り口で、ラストにはちょっとした“ほろり”もあります。

わたしが知っている範囲では、海外作品に同種の作品があったと思います。それらの作品と比べて取り立てて新味はありません。また、微温的な笑いに終始している印象で、全編にユーモアが張り巡らされているわりには笑えませんでした。しかし、人によって笑いのツボが違うので、一概には言えないでしょう。もっとも、毒と優しさを併せ持ったユーモアはなかなか魅力的で、狙ってできることではないと思います。ユーモアを多用すると人間観とか価値観が浮き彫りになってしまうので、書き手にとっては意外とリスキーですが、萩原氏は難なくクリアしていて好感が持てました。

描かれている事件が地味なのと、のんびりムードで進行するのとで、サスペンスの要素は弱いです。終盤に来てようやく急展開になりますが、全体的にまったりしています。一気に読ませる!というような勢いは感じられませんでした。読んでいる最中は何度かまだるっこしく感じました。しかし、読了後に振り返ってみると、冒頭で述べたようにサスペンスやミステリーがメインの作品では無さそうなので、ある程度の緩さは致し方ないのかもしれません。もちろん、笑えて、心温まって、かつスリリングであることが理想ですが・・・
hardboiledegg.jpg
  1. 2006-04-30 12:04:22
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