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パプリカ (筒井康隆)

筒井康隆はわたしが中学生くらいのときから人気のある作家で、現在は三島賞の選考委員なんかをやっている。目新しいアイディアを精力的に形にする作家のようだけど、数作しか読んでないけれど、『時をかける少女』以外では感心したことがない。


『パプリカ』は、この作家の断筆宣言前の最後の作品。ノーベル賞候補者である女性サイコセラピストの冒険が描かれている。

おそらく、終盤のめくるめくような展開がこの作品のポイントなのだろう。確かに、緩みの無いストーリー進行とあいまって、楽しませてもらった。

でも、全体的には安っぽい印象。キャラ設定とかプロットが安易。
ヒロインが施す心理療法は陳腐で説得力が無い。また、彼女が直面する危機の多くは、軽率な言動が招く自業自得。これまた説得力が無い。
さらに、彼女はデブでブ男の同僚に恋愛感情を寄せているのだけど、設定のための設定という感じで、味気ない。
これらに加えて、悪役の人物造形はあきれるくらいに類型的。
時間つぶしの小説かな。

筒井作品は数えるほども読んでいないけれど、一貫して感じるのは、アイディアに小説的リアリティを与える筆力の欠如。

でも、この作風で文壇で生き残ってきたということは、わたしの気がつかない、何か凄い部分があるのだろう。
papulika.jpg
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  1. 2006-12-03 10:20:17
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コメント

bibliophageさん、コメントありがとうございます
積極的に嫌っているつもりはないのですが・・・絵空事っぽく見えてしまうのですねぇ・・・
  1. ひねもじら 乃太朗  
  2.  
  3. 2006-12-13 14:00:39 
  4. #mQop/nM. 
  5. [ 編集]
筒井作品の魅力
こんにちは。
筒井作品はお嫌いのようですね。
私は結構好きな口なので、ちょっと弁護させていただきますw。
ヒロインの八方美人的惚れっぽさはユニークだと思います。コケティッシュというか、女性の本質的な魔性を感じます。
また、イメージの洪水のような夢世界の描写は圧倒的で、ダリの作品を思わせました。
確かにリアリティはないかも知れませんが、彼の発想とイメージ描写力に私なぞはいたく痺れてしまうのです。
  1. bibliophage  
  2.  
  3. 2006-12-12 01:09:53 
  4. #xKexB1z6 
  5. [ 編集]
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  1.   
  2.  
  3. 2006-12-06 14:31:20 
  4. [ 編集]

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『パプリカ』 幻夢大戦
著者:筒井康隆 書名:パプリカ発行:新潮社(文庫)迫力イメージ度:★★★★★アニメ映画、ただ今公開中。<精神医学研究所に勤める時田と美人セラピスト千葉は、精神治療用機器を用いた分裂病治療の功績でノーベル賞候補にあげられていた。2人のことをねたむ副理事長の
  1. 粗製♪濫読    
  2. 2006-12-12 00:38:59  

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