ぶっき Library... バカの壁 (養老孟司)

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バカの壁 (養老孟司)

2003年を代表する大ベストセラー。たぶん2004年頃に購入し、先日まで放置してました。引越しの荷作り中に発掘。

これはなかなか難しい本だなぁ~、という実感。

というのは、理屈を追いかけるだけでは限界があって、養老孟司が提唱する思考形態を我が物とするか、せめてその状態を想像できなければ、作者の意図を感受することは難しそうだから。そうなるためには、頭でっかちに生きる自分を捨て去るないしは突き放す、という生きる上でのブレークスルーが必要不可欠で、それはこの本を精読するだけで手に入るとは限らないだろう。

たとえば、序盤での“個性より共通性を追求すべき”という主張は比較的容易に受け容れられそうだけど、その理屈の延長線上にある中盤の「実際には意味について考え続けること自体が大切な作業なのです」という一文をすっかり飲み込むためには、ある程度の地ならしが必要になると思う。
まあ、それらのことを難なくやってしまうような、頭のいい人たちもいるんだろうけど・・・

この本を難しくしているのは、ここまでに述べた本筋の捉え難さに加えて、不用意な言葉のチョイス、不適切な比喩、短絡的な決め付けにまみれていること。
科学者だけあって、科学的な記述には信頼が置けそうだけど(それを判定できる知識はわたしにはありませんが)、理論を実社会・実生活に敷衍するやり方はぐだぐだ。
『バカの壁』は口述筆記なので、ある程度論理展開が粗くなるのは仕方がないのかもしれないけれど、それにしても・・・

つまり必ずしも出来の良い本とはいえないわけで、そのまま読んでしまうといろいろと引っ掛かりが出そうなので、そんな中から自分に役立ちそうな何かを掘り出すつもりで読むのが吉。
そういう意味で有益な本でした。自分を生きるとはどう生きることなのか。ヒントをもらいましたよ。
ちなみに、頭の使い方のHowTo本、みたいな読み方はしませんでした。そういう本なのかなぁ・・・!?
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  1. 2006-09-17 19:04:44
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バカの壁/養老孟司
バカの壁/養老孟司よく売れましたね。題名がよかったのだろうと思います。
  1. 仮想本棚&電脳日記    
  2. 2006-10-10 01:19:18  

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