ぶっき Library... 東京湾景 (吉田修一)

ぶっき Library...
読んだものの感想を自由に。



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. -------- --:--:--
  2.  スポンサー広告
  3.  |
  4.   Top ▲ Home

東京湾景 (吉田修一)

別掲の『パーク・ライフ』は文芸の匂いが強い作品でしたが、こちらはありがちなメロドラマでした。

この手のジャンルは読みつけないので遠慮しようかとも考えましたが、せっかく読んだので自分なりに感じたことを。

愛することに懐疑的になったり臆病になっている一組の男女がすれ違いながらお互いの気持にたどり着く、というありがちな物語。お互いの心に踏み込まない男女が、これまた登場人物に踏み込まない筆致でソフトフォーカスに描き出されています。『パーク・ライフ』の作者ということで、最後まで読んだら何かあるかもしれない、と期待して読み通しましたが、すんなりと型どおりに終わってしまいました。つまりフツーのメロドラマでした。

湾岸というロケーション、出会い系での出会い、携帯メールでのコミュニケーション、職場での女性の立場、教師と生徒の恋愛等々の道具立てもお約束通りと言えるんじゃないでしょうか。
嘘っぽかったり甘ったるかったりしないのはこの作家のセンスの良さかな。『パーク・ライフ』でも感じたことだけど、描かないことによってリアリティを演出する手並みは上手い。
ただし、テーマや展開がこれだけベタだと、繊細で巧妙な技のうまみはほとんど相殺されてしまって、ちょっと趣味のいいベタな恋愛小説、以上のものにはなっていないと思う。だからダメということでは無いけれど、(個人的に)この人に期待するものからはかけ離れています。
tokyowankei.jpg
  1. 2006-05-03 11:06:21
  2.  吉田修一
  3.  |
  4.  Trackback(0)
  5.  Comment(0)
  6.   Top ▲ Home

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

   

コメント

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://notaro.blog64.fc2.com/tb.php/220-222f756b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

最新の記事

カテゴリー NAVI

全体(HOME)

読書系
あ行
浅倉卓弥 (3)
浅田次郎 (5)
我孫子武丸 (2)
阿部和重 (7)
綾辻行人 (4)
有栖川有栖 (5)
伊坂幸太郎 (9)
いしいしんじ (3)
石田衣良 (2)
市川拓司 (4)
伊藤たかみ (2)
絲山秋子 (5)
歌野晶午 (7)
冲方丁 (2)
浦賀和宏 (3)
大江健三郎 (2)
大崎善生 (2)
小川洋子 (2)
荻原浩 (7)
奧泉光 (3)
奥田英朗 (3)
恩田陸 (2)

か行
垣根涼介 (4)
角田光代 (2)
金原ひとみ (3)
川上弘美 (2)
貴志祐介 (5)
京極夏彦 (2)
桐野夏生 (2)
栗田有起 (4)

さ行
重松清 (2)
島本理生 (3)
殊能将之 (4)
白石一文 (4)
瀬尾まいこ (3)

た行
多島斗志之 (3)
戸梶圭太 (2)

な行
中村航 (2)
二階堂黎人 (2)
西尾維新 (3)

は行
東野圭吾 (5)
樋口有介 (3)
古川日出男 (5)
保坂和志 (2)
堀江敏幸 (2)
本多孝好 (2)

ま行
舞城王太郎 (8)
松尾スズキ (2)
町田康 (3)
松岡圭祐 (3)
麻耶雄嵩 (5)
三浦しをん (2)
三崎亜記 (2)
水野良 (5)
宮部みゆき (5)
村上春樹 (15)
村上龍 (3)
森絵都 (3)
森博嗣 (7)

や行
横山秀夫 (2)
吉田修一 (3)
吉村萬壱 (3)
米澤穂信 (3)

わ行
綿矢りさ (2)


その他の作家 (44)


海外の作品 (9)



雑談系

このブログについて

最近のコメント

※ ポインターをあわせるとタイトル表示

最近のトラックバック

※ ポインターをあわせるとタイトル表示

リンク



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

ブログ検索

運営者

ひねもじら 乃太朗

40代の中年男子です。コメント、トラックバック大歓迎です。でも、変なのは消しちゃいます!

メールを送る
管理者ページ





Powered By FC2ブログ



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。