ぶっき Library... 2013年08月

ぶっき Library...
読んだものの感想を自由に。



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. -------- --:--:--
  2.  スポンサー広告
  3.  |
  4.   Top ▲ Home

鬼物語 (西尾維新)

物語シリーズの第8弾。



忍野忍(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)の1人目の眷属のことが明かされたり、エンディングが主要キャラの一人である八九寺真宵の一大転機になっていたりと、そそられる内容になっている。

ただし、小説の読み応えとしては、このシリーズの中では低いと思う。



1人目の眷属のことは、忍の延々と続く語りの中で明かされるばかりで、本編のストーリー展開との絡みは弱いし、エピソードとしてもそんなに面白くない。

面白くないといっても、謎の「くらやみ」の正体知りたさと、忍の1人目の眷属についての興味から、読まされてしまう。読まされた結果、やや肩透かしというところか。

忍の処女性が判明すること自体は、大きいことかもしれないけれど。



八九寺真宵を巡る物語のオチは、なかなかショッキングだったけれど、謎の「くらやみ」というご都合主義的存在ゆえに、ストーリー展開上の盛り上がりはいまいちだと思う。
作者は故意に透かしたのかもしれないけれど・・・

鬼物語

スポンサーサイト
  1. 2013-08-31 15:04:05
  2.  西尾維新
  3.  |
  4.  Trackback(0)
  5.  Comment(0)
  6.   Top ▲ Home

囮物語 (西尾維新)

『物語』シリーズの第7弾。

千石撫子の一人語り。



語り手の内気でおっとりとしたキャラを反映して、語り口としては、陰か陽とで言えば陰。ストーリー展開も鬱かな。

可愛いけれど、地味で内気な千石撫子を深堀りすると、こうなってしまうのかな。シリーズ全体の流れがあるから、撫子が能天気キャラに豹変、みたいなことはし難いだろうし。

終盤の畳み掛ける展開は見事なものだけど、千石撫子の幼稚な人間性が火を吹く!という展開なので、読んでいて気持ちの良いものではない。オチは先送りになったわけだし。



そんな感じで、楽しい気晴らしの読書には向かないテイストだけど、一旦読み始めると、最後まで読まされてしまう。作家のうまさに抗い難い。

語り手の幼稚で内にこもりがちな性格は、最終的にはヒステリックに暴発するけれど、途中の段階ではうまい具合に笑いにつなげられている。特に阿良々木月火とのやりとりは笑えた。

また、叙述トリック風の読み手との駆け引きもうまい。のんびり読んでいたせいか、種明かしされるまで気がつかなかった。



結局、読後感としての爽快感はもうひとつだけど、作品としての出来はシリーズ中でも上位を占めるような気がした。

otori.jpg
  1. 2013-08-05 01:18:20
  2.  西尾維新
  3.  |
  4.  Trackback(0)
  5.  Comment(0)
  6.   Top ▲ Home

最新の記事

カテゴリー NAVI

全体(HOME)

読書系
あ行
浅倉卓弥 (3)
浅田次郎 (5)
我孫子武丸 (2)
阿部和重 (7)
綾辻行人 (4)
有栖川有栖 (5)
伊坂幸太郎 (9)
いしいしんじ (3)
石田衣良 (2)
市川拓司 (4)
伊藤たかみ (2)
絲山秋子 (5)
歌野晶午 (7)
冲方丁 (2)
浦賀和宏 (3)
大江健三郎 (2)
大崎善生 (2)
小川洋子 (2)
荻原浩 (7)
奧泉光 (3)
奥田英朗 (3)
恩田陸 (2)

か行
垣根涼介 (4)
角田光代 (2)
金原ひとみ (3)
川上弘美 (2)
貴志祐介 (5)
京極夏彦 (2)
桐野夏生 (2)
栗田有起 (4)

さ行
重松清 (2)
島本理生 (3)
殊能将之 (4)
白石一文 (4)
瀬尾まいこ (3)

た行
多島斗志之 (3)
戸梶圭太 (2)

な行
中村航 (2)
二階堂黎人 (2)
西尾維新 (3)

は行
東野圭吾 (5)
樋口有介 (3)
古川日出男 (5)
保坂和志 (2)
堀江敏幸 (2)
本多孝好 (2)

ま行
舞城王太郎 (8)
松尾スズキ (2)
町田康 (3)
松岡圭祐 (3)
麻耶雄嵩 (5)
三浦しをん (2)
三崎亜記 (2)
水野良 (5)
宮部みゆき (5)
村上春樹 (15)
村上龍 (3)
森絵都 (3)
森博嗣 (7)

や行
横山秀夫 (2)
吉田修一 (3)
吉村萬壱 (3)
米澤穂信 (3)

わ行
綿矢りさ (2)


その他の作家 (44)


海外の作品 (9)



雑談系

このブログについて

最近のコメント

※ ポインターをあわせるとタイトル表示

最近のトラックバック

※ ポインターをあわせるとタイトル表示

リンク



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

ブログ検索

運営者

ひねもじら 乃太朗

40代の中年男子です。コメント、トラックバック大歓迎です。でも、変なのは消しちゃいます!

メールを送る
管理者ページ





Powered By FC2ブログ



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。